手書きの数字フォントの選び方と作り方|¥・%・等幅の確認点と、自分の字で作る方法

手帳の日付、カレンダー、お店の値札、写真に入れる日付。数字を手書きの雰囲気にしたくて、手書きの数字フォントを探していませんか。ところが、見た目で選んだフォントを実際に使ってみると、「¥ だけ形が違う」「表の数字の桁がそろわない」といったことがあります。
結論から言うと、手書きの数字フォントは、見た目に加えて「使う記号が入っているか」「数字の幅がそろうか(等幅)」「商用利用できるか」を確かめて選ぶと、使ってから困ることが減ります。この記事では、使い道ごとに要る字、選ぶときの確認点、等幅の見分け方、フォントにない記号の扱いを説明します。自分の字で数字のフォントを作る方法と、数字をきれいに書くコツも紹介します。
目次(タップで開閉)
手書きの数字フォントの使い道と、数字のほかに要る字
数字を使う場面では、日付の「/」や値段の「¥」のように、数字のほかの字も一緒に使うことがよくあります。使い道ごとに、数字のほかに要りそうな字と、数字の幅がそろう「等幅」が要るかをまとめました(等幅は後の節で説明します)。
| 使い道 | 数字のほかによく使う字 | 等幅が要るか |
|---|---|---|
| 手帳・カレンダー | / : - 〜 ( ) と、月・日・曜日の漢字 | 日付を縦に並べるなら、あると見やすい |
| 値札・POP | ¥ , % と、円・税込などの漢字 | 値段を一覧で並べるなら、あると見やすい |
| 日付入りの写真 | . / - と、年・月・日の漢字 | 1 行だけなら、気にしなくてよい |
| 誕生日・月齢の数字 | 歳・才・か月などの字 | 数字 1 つなら、気にしなくてよい |
| ナンバリング(番号札・席の番号・手順の番号) | No. # - ( ) | 番号を縦に並べるなら、あると見やすい |
| 表・家計簿・時刻表 | , . : - ¥ % | 要る(桁をそろえるため) |
手書きの数字フォントには、数字と英字だけが入ったものもあれば、ひらがなや漢字まで入ったものもあります。月・日・円のような漢字が入っているかもフォントごとに違うので、使い道に要る字を先に書き出しておくと、フォントを選ぶときに確かめる所がはっきりします。
手書きの数字フォントを選ぶときの確認点
フォントは、見本の画像だけでは分からないことがあります。次の表の項目を、候補のフォントで 1 つずつ確かめます。
| 確認すること | 見る所・確かめ方 |
|---|---|
| 0〜9 が全部入っているか | 文字の一覧(グリフの一覧)や見本で、0〜9 を全部見る |
| 使う記号が入っているか | ¥ % / : - . , を実際に打って確かめる |
| 全角と半角のどちらが入っているか | 半角の「1」と全角の「1」を両方打ってみる |
| 数字の幅がそろっているか(等幅) | 「111111」と「888888」を 2 行に並べて、右端がそろうかを見る |
| 似た数字を見分けられるか | 1 と 7、0 と 6、0 と O(オー)を並べて打つ |
| 使う大きさで読めるか | 実際に使う大きさで印刷する・画面に出す |
| 商用利用・再配布の条件 | 配布元の利用規約を読む |
| 使う端末とアプリで使えるか | ファイルの形式(TTF・OTF など)と、使うアプリがフォントを読み込めるか |
記号(¥ % / : -)が入っているか
数字のフォントでも、記号がどこまで入っているかはフォントごとに違います。数字は手書きでも、「/」や「:」だけ入っていないと、日付や時刻の真ん中に別の形の字が混ざります。
「¥」には、半角の「¥」と全角の「¥」があります。入力のしかたで入る字が変わるので、フォントに片方しか入っていないと、もう片方は別のフォントで表示されます。値札に使うなら、自分がふだん入力するほうの「¥」で確かめてください。
全角と半角の数字
日本語の入力では、数字を全角(123)でも半角(123)でも打てます。全角と半角は、見た目が似ていても別の字として扱われます。フォントによっては片方しか入っていないので、数字だけ別のフォントで表示されたら、まず全角・半角を確かめます。
似た数字の見分けやすさと、小さくしたときの読みやすさ
手書き風のフォントは、字の形にくせがあるぶん、1 と 7、0 と 6 のような似た数字が見分けにくいことがあります。値段・時刻・電話番号のように、読み間違えると困る所に使うなら、似た数字を並べて打って確かめます。
カレンダーや値札を離れた所から見るなら、線の細いフォントは、小さくしたときに読みにくくなることがあります。画面で見て決めず、実際に使う大きさで印刷して確かめるのが確実です。
商用利用と再配布の条件
無料のフォントでも、商用利用ができないもの、クレジットの表記が要るもの、フォントのファイルを人に配ることを禁止しているものがあります。お店の値札やチラシ、販売する商品のパッケージに使うなら、配布元の利用規約を確かめてください。規約の読み方で判断に迷うときは、配布元に問い合わせるか、専門家に確認してください。無料のフォントを使う前に確かめることは、手書き風フォントの選び方でもまとめています。
等幅とは? 表や値札で数字の幅が大事な理由
反対に、字ごとに幅が違う作りを「プロポーショナル」と言います。プロポーショナルの数字では、細い「1」は幅がせまく、丸い「0」や「8」は幅が広くなります。文の中に数字が 1 つ出てくるだけなら、自然な間隔に見えます。困るのは、数字を縦に並べて桁をそろえたいときです。
| 場面 | 等幅の数字 | 等幅でない数字 |
|---|---|---|
| 金額や数量を縦に並べた表 | 桁が縦にそろい、大きさを比べやすい | 「1,111」と「8,888」で長さが変わり、桁がずれる |
| 値段の一覧(メニュー・価格表) | 値段の桁が行をまたいでそろう | 桁の位置が行ごとにずれる |
| 時刻表・スケジュール | 「10:15」「11:40」の「:」の位置がそろう | 「:」の位置が行ごとにずれる |
| 番号(001・002・003) | 番号が変わっても長さが同じ | 番号によって長さが変わる |
| 1 つだけの数字(誕生日の「1」など) | 違いは目立たない | 違いは目立たない |
手書きのフォントは、字の形だけでなく、幅も字ごとにまちまちなことがあります。表や価格表に使うなら、等幅かどうかを確かめておくと安心です。
等幅かどうかを自分で確かめる方法
フォントの説明に書かれていなくても、次の手順で確かめられます。
等幅でない数字を、表でそろえて見せるには
気に入った手書きのフォントが等幅でなくても、使い方で見やすくできます。
- 数字の列を右そろえにする: 数字の右端がそろいます。ただし、それより左の桁は、字の幅の違いで少しずれることがあります
- 表の数字だけ、等幅のフォントにする: 見出しや値段の大きな文字は手書き、表の中の細かい数字は等幅のフォント、と分ける方法です
- 1 枚に 1 つの値段にする: 値札のように 1 枚に値段が 1 つなら、並べて比べる相手がないので、幅の違いは目立ちません
フォントにない記号や漢字は、別のフォントで表示される
フォントに入っていない字を打つと、パソコンやスマホのアプリでは、ふつう、その字だけが別のフォント(端末に入っているフォントなど)で表示されます。字が消えるわけではありませんが、手書きの数字の横に、形も太さも違う字が並びます。どのフォントで表示されるかは、アプリや端末によって変わります。アプリによっては、字が出ずに空白や「□」になることもあります。
たとえば、数字だけが入ったフォントで「¥1,980」と打つと、「1」「9」「8」「0」は手書きの形、「¥」と「,」は別のフォントの形で表示されます。
記号を使わない書き方に変える
記号が入っていないフォントでも、書き方を変えると、記号を使わずに済むことがあります。
| 記号を使った書き方 | 記号を使わない書き方の例 | 数字のほかに要る字 |
|---|---|---|
| ¥1,980 | 1980円 | 円 |
| 30%OFF | 3割引 | 割・引 |
| 10/15 | 10月15日 | 月・日 |
| 12:30 | 12時30分 | 時・分 |
| No.8 | 8番 | 番 |
| 2026.10.15 | 2026年10月15日 | 年・月・日 |
漢字が入っていない数字のフォントでは、この書き方でも「円」「月」は別のフォントになります。自分の字でフォントを作る場合は、使う漢字だけを書いて足しておく方法があります(次の節で説明します)。
別のフォントで出る字の見た目を近づける
- その字だけフォントを変える: 記号だけを選んで、手書きの数字に近い太さ・丸みのフォントに変えると、浮いて見えにくくなります
- 記号の大きさを合わせる: 別のフォントの字は、手書きの字より大きく見えたり小さく見えたりします。記号だけ大きさを変えて、数字と高さを合わせます
- 数字を主役にする: 画像や POP では、値段の数字を大きくして、「円」や記号を小さく添えるデザインにすると、形の違いが目立ちにくくなります
自分の字で数字のフォントを作る方法
手書きの数字フォントは、配布されているものから選ぶほかに、自分の字で作る方法もあります。無料のソフトで一から作る方法との違いは、フォントを自作する方法にまとめています。数字は 0〜9 の 10 字なので、ひらがな(48 字)に比べて書く量が少なく済みます。
フォントつく〜るは、書いた字の輪郭をなぞってフォントにします。AI で字を描き直さないので、数字の書きぐせもそのまま残ります。数字の取り込み方は、方眼シートと 1 字ずつの 2 通りです。
| 取り込み方 | 向いている使い方 | 流れ |
|---|---|---|
| 方眼シート(アルファベットと数字 62 字の用紙) | アルファベットも一緒に作りたい・紙にまとめて書きたい | 用紙を印刷して書く → 写真かスキャンした PDF を読み込む → マスごとに読み取る |
| 1 字ずつ取り込む | 書いた中から気に入った 1 字を選びたい・紙を使わずに描きたい | 「カメラで撮る」「アルバムから選ぶ」「手書きで描く」「ベクター(SVG)を取り込む」から選ぶ |
フォントにする作業は、どちらの方法もスマホのブラウザ(Safari・Chrome)だけでできます。アプリのインストールは要りません。
日付や値段に使う漢字も足しておく
フォントつく〜るでは、漢字は、使いたい字を入力して、その字だけを書いて登録します。数字と一緒に使う字を足しておくと、日付や値段も自分の字で書けます。
| 使い道 | 足しておくと便利な漢字の例 |
|---|---|
| 手帳・カレンダー | 年・月・日・時・分、曜日(月・火・水・木・金・土・日) |
| 値札・POP | 円・割・引・税・込 |
| 誕生日・月齢 | 歳・才 |
| ナンバリング | 番・号 |
句読点(。、)も、書いて登録するとフォントに入ります。登録しなかった字は、使うときに別のフォントで表示されます。
保存する前に、数字を一覧で確かめる
保存(購入)する前に、できたフォントのプレビュー(見本の文と全部の字の一覧)で確かめられます。数字は、次の点を見ておくと安心です。
- 0〜9 を並べたときに、高さがそろっているか
- 1 と 7、0 と 6 を見分けられるか
- 線の途中に、紙の汚れや影が入っていないか
気になる字は、保存(購入)する前なら、その字だけ撮り直せます。小さな汚れは、プレビューで字を押して、消しゴムで消せます(戻す・進む・消しゴムの大きさを選べます)。汚れは自動では消さないので、気になる所だけを自分で消します。
数字をきれいに書くコツ(1 と 7、0 と 6 の見分け方)
フォントにすると、同じ数字はいつも同じ形で並びます。書くときに、似た数字の見分けと、高さ・幅のそろいを意識しておくと、表や値札でも読みやすいフォントになります。ここで紹介するのは一般的なコツです。読み間違いが起きない範囲なら、普段の字のくせまで消す必要はありません。くせが残っていることが、手書きのフォントのよさでもあります。
似た数字を書き分ける
| 見分けにくい組み合わせ | 書き分けのコツ |
|---|---|
| 1 と 7 | 1 は縦の線 1 本を基本にして、上に付ける短い線は小さくします。7 は上の横線をはっきり長く書きます。7 の縦線の途中に短い横線を入れる書き方もあります |
| 0 と 6 | 0 は上も下も閉じた縦長の丸にします。6 は上の線を閉じずに、下の丸だけをしっかり閉じます |
| 0 と O(オー) | 数字の 0 は、アルファベットの O より細長くします。区別が要る所では、0 に斜めの線を入れる書き方もあります |
| 4 と 9 | 4 は上を開けるか閉じるかを決めて、横の線をはっきり出します。9 は上の丸を閉じて、縦の線をまっすぐ下ろします |
| 1 と l(エル)・I(アイ) | アルファベットも一緒に作るなら、1 に上の短い線を付けて、l や I と形を変えます |
| 2 と Z | 2 は上を丸く、Z は角をとがらせます |
| 5 と S | 5 は上の横線と縦線の角をはっきり出します |
| 3 と 8 | 3 は左側を開けたままにして、8 は上下の丸を閉じます |
高さ・幅・傾きをそろえる
- 高さ: 0〜9 を同じ高さで書きます。6 と 9 の丸、4 の上の部分が、ほかの数字より飛び出さないようにします
- 幅: 1 以外の数字は、だいたい同じ幅にします。0 や 8 だけが横に広がると、並べたときに目立ちます
- 傾き: 全部まっすぐ立てるか、全部同じだけ右に傾けるかを決めます。数字ごとに傾きが違うと、並べたときに揺れて見えます
- 線の太さ: 同じペンで、10 字を続けて書きます。途中でペンを変えると、数字ごとに太さが変わります
- 丸の閉じ方: 0・6・8・9 の丸は、閉じるか開けるかを決めて、そろえます
作った数字フォントの使い方(手帳・値札・写真の日付)
作ったフォントは TTF というファイルで、パソコンに入れて使えます。スマホだけで使いたいときは、フォントつく〜るの画像エディタで、数字を入れた画像にする方法があります。
| 使い道 | 使い方 |
|---|---|
| 手帳のリフィル・カレンダー | パソコン(Windows・Mac)にフォントを入れて、Word や PowerPoint で作って印刷する |
| 値札・POP | パソコンにフォントを入れて、Word・PowerPoint・Illustrator などで作って印刷する |
| 日付入りの写真 | 画像エディタで写真を背景に置き、日付を入れて PNG か JPG で保存する |
| 誕生日・月齢の数字 | 画像エディタで数字を入れて、背景なし(透過 PNG)で保存し、ほかの画像に重ねる |
| ホームページの値段や日付 | フォントのファイルをサイトに置いて、CSS で読み込む |
画像エディタの大きさは、「正方形(1080×1080)」「ストーリー(1080×1920)」「年賀状・はがき(100×148mm・300dpi)」「横長(1280×720)」から選べます。文字は横書きで、大きさ・色・位置・傾きを変えられます。
端末ごとの使い方は次のとおりです。
- パソコン(Windows・Mac): フォントを入れて、Word・PowerPoint・Photoshop・Illustrator などで使えます。Word での入れ方は、Wordで手書きフォントを使う方法で説明しています
- iPad: ファイル App からフォントを入れて、フォントに対応したアプリで使えます
- iPhone: 「メッセージ」や「メモ」など、スマホ全体の文字は変えられません。フォントを読み込めるアプリの中で使うか、画像エディタで画像にして使います
- Android: フォントを入れて使えるかは、機種によって違います
お店のホームページで、値段や日付を手書きの数字で見せたいときは、ホームページで手書きフォントを使う方法で手順を説明しています。
フォントつく〜るの場合
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作れる字 | ひらがな・カタカナ・アルファベット・数字。漢字は使いたい字だけ登録できる。句読点(。、)も書いて登録できる |
| 数字の取り込み方 | 方眼シート(アルファベットと数字 62 字の用紙)、または 1 字ずつ(カメラで撮る・アルバムから選ぶ・手書きで描く・ベクター(SVG)を取り込む) |
| 登録しなかった字 | 使うときに、別のフォントで表示される |
| 字の作り方 | 書いた字の輪郭をなぞってフォントにする(AI で描き直さない) |
| 料金 | 単品 ¥980(フォント 1 個)/作り放題 ¥1,480(何個でも)。どちらも税込・買い切りで、TTF ダウンロードと画像の書き出し込み |
| 支払い | クレジットカード・PayPay・Apple Pay・Google Pay |
| 権利 | 作ったフォントの著作権は作った人のもの。商用利用・再配布・加工も自由 |
| 手書きの画像 | フォントの作成が終わったら、サーバからすぐ削除。AI の学習には使わない |
| 作る端末 | スマホのブラウザ(Safari・Chrome)だけで作れる。アプリのインストールは不要 |
作ったフォントには、「フォントつく〜る製」であることを示す情報が埋め込まれます。表示や使い方には影響しません。ひらがなも含めた手書きフォントの作り方は、手書きフォントの作り方で説明しています。
まとめ
よくある質問
手書きの数字フォントを選ぶときは何を確かめればいい?
見た目のほかに、0〜9 が全部入っているか、使う記号(¥ % / : - など)が入っているか、全角と半角のどちらが入っているか、商用利用の条件を確かめます。表や値段の一覧に使うなら、数字の幅がそろう等幅かどうかも確かめておくと安心です。
数字の等幅とは?
数字の等幅とは、0〜9 がすべて同じ幅で並ぶフォントの作りのことです。桁の数が同じなら数字の長さがそろうので、表や価格表で桁が縦にそろいます。「111111」と「888888」を 2 行に並べて、右端がそろえば等幅です。
フォントに¥や%が入っていないとどうなる?
ふつうは、その字だけが別のフォントで表示されます。手書きの数字の横に形の違う記号が並ぶので、気になる場合は「1980円」「3割引」のように記号を使わない書き方に変えるか、記号だけを手書きに近いフォントに変えて大きさを合わせます。
自分の手書きの数字をフォントにできる?
できます。フォントつく〜るでは、方眼シート(アルファベットと数字 62 字の用紙)に書いて読み込むか、1 字ずつ撮る・選ぶ・描くと、書いた字の形のままフォント(TTF)になります。料金は単品 ¥980/作り放題 ¥1,480(税込・買い切り)です。
手書きの数字をきれいに書くコツは?
1 と 7、0 と 6 のような似た数字を書き分け、0〜9 の高さ・幅・傾きをそろえることです。7 の横線をはっきり長くする、6 は上を開けて下の丸を閉じる、同じペンで続けて書く、といった点を意識すると、並べたときに読みやすくなります。